2026/08/06
静岡県の「怪しい少年少女博物館」閉館へ 23年の歴史に幕 「一番奥のお化け屋敷が…」の声
■伊東市の個性的な博物館 9月27日で閉館へ
伊豆高原の国道沿いを走っていると、思わず目を向けてしまう巨大なペンギン像がある。シルクハットをかぶった、どこか不気味で懐かしいその姿は、まもなく見られなくなる。
【写真】「イヌ高原」と呼ばれるほど犬に優しいまちとしても有名な伊豆高原
静岡県伊東市の観光施設「怪しい少年少女博物館」が、今年9月27日をもって閉館する。施設側が公式ホームページやXで発表した。2003年9月13日のオープンから23年。閉館理由は明らかにされていない。
施設側は「突然のお知らせとなりますが怪しい少年少女博物館は2026年9月27日をもちまして閉館いたします」と報告した。そして、「オープン以来23年間、多くの方々にご来館いただきありがとうございました」と感謝を伝えている。
「怪しい少年少女博物館」は、伊豆高原の国道135号沿いにある個性的な博物館。ペンギンを改造したような外観を目印に、館内には昭和の懐かしさと怪奇の世界が入り交じる展示が並んでいる。

9月に閉館する「怪しい少年少女博物館」(公式HPより)
■昭和のファッション展示 お化け屋敷も名物
1階では、明治から大正、昭和、1980年代初期までに流行したファッションや生活文化を紹介している。戦時中のもんぺ姿や戦後に流行した衣装のほか、めんこ、超合金、戦隊ヒーロー、アイドルのポスター、レコード、映画ポスターなど、幅広い時代の品々が展示されている。昔のアーケードゲームや生活雑貨もあり、当時を知る世代には懐かしく、若い世代にはかえって新鮮に映るものも少なくない。
2階へ上がると、館内の雰囲気は変わる。フィギュアやアーティストの作品に加え、骸骨、幽霊、ゾンビ、古い人形など、オカルトやホラーを題材にした展示が広がっている。
別棟にあるのが、夜の学校を歩く設定のお化け屋敷「あやしい夜の学校」だ。暗い校内を進む仕掛けで、閉館の発表後には、このお化け屋敷での体験を振り返る声がXに寄せられた。

別当に設けられたお化け屋敷「夜の学校」(公式HPより)
■閉館惜しむ声が続々 施設側のアカウントから感謝
昨年訪れたという投稿者は、「ワクワクドキドキしながら廻って、お化け屋敷も入りました。閉館してしまうのは淋しいです…」とコメントした。別の投稿者は「最後の方にあるお化け屋敷のところ、とても大好きでした」と惜しみ、1人で入った人からは「1番奥のお化け屋敷が、1人で怖かったぁ」と当時を振り返る声もあった。
閉館の知らせに対し、「あの独特な世界観が体験できなくなるのは寂しすぎます」、「9月27日の最終日までに、絶対にもう一度足を運びます」と投稿した人もいた。施設側のアカウントは、こうしたコメントに「ありがとうございました」などと返信している。
昭和の玩具や生活雑貨から、フィギュア、怪奇展示、お化け屋敷まで。懐かしさと不気味さが同居する独特な館内を見られるのは、9月27日までとなる。
■施設概要
施設名:怪しい少年少女博物館
住所:伊東市富戸街道下1029-64
営業時間:午前9時半~午後5時
休館日:なし
入館料:大人1100円、小・中学生600円
(SHIZUOKA Life編集部)








