2026/08/08
「臨時会議はポーズ」の声 盗撮、わいせつ行為、私的なSNS 相次ぐ教職員の不祥事
■中学校講師がわいせつ行為の疑いで逮捕 市教委が臨時校長会開催
教職員の不祥事が続いている。静岡市で中学校講師がわいせつ行為の疑いで逮捕され、別の県立高校の教諭は女子高校生4人を盗撮したとして懲戒免職となった。さらに、県東部にある中学校の男性教諭は、勤務先の女子中学生とSNSで私的なやり取りを繰り返していた。
教職員の採用制度見直しを求める声も 静岡市の23歳中学校講師が女子中学生にわいせつ行為か
静岡市教育委員会は8月7日、市立公立学校の校長を集めた臨時の会議を開いた。市立中学校に勤務する23歳の男性講師が女子中学生への不同意わいせつの疑いで逮捕されたことを受けたもので、市教育委員会の中村百見教育長は「私たちの取り組みが十分でなかったということ。子どもたちが傷つくことは絶対にあってはならない」と述べた。男性講師は、処分保留で釈放されたという。
県内で起きた教職員による不祥事は、これだけにとどまらない。静岡県教育委員会は8月6日、3人の懲戒処分を発表した。このうち、県立島田商業高校に勤務していた51歳の男性教諭は懲戒免職となった。

県教育委員会が入っている県庁西館
■女子高生を盗撮した疑いで逮捕 生徒とSNS繰り返した教諭も
県教委によると、この男性教諭は6月5日、名古屋市で開かれていた祭りの会場で、スマートフォンを使って複数の女子高校生のスカート内を撮影したた。愛知県警から任意で事情を聴かれた後、7月6日に性的姿態等撮影の疑いで逮捕され、その後釈放された。県教委の聞き取りに対し、人権を踏みにじる行為をしたことや教員の信用を失わせたことについて謝罪しているという。
また、県東部の中学校に勤務する25歳の男性教諭は、勤務校の女子生徒とSNSで私的なやり取りをしたとして戒告処分となった。男性教諭は4月から5月にかけて、女子生徒とInstagramで約2カ月間、ほぼ毎日メッセージを交換していた。県教委は今年4月、教職員と児童・生徒がSNSなどで私的にやり取りすることを全面的に禁止しており、ルール制定後、初めての処分となった。
このほか、県立特別支援学校の45歳の男性教諭も戒告処分となった。昨年12月、焼津市内で私用の乗用車を運転中、自転車を押して歩いていた女性の自転車に衝突し、女性に全治約4週間のけがを負わせた。男性教諭は免許停止30日の行政処分と罰金30万円の刑事処分を受けている。
■「処分が甘い」、「臨時会議はポーズ」 県民から厳しい声
相次ぐ不祥事に県民からは厳しい声が上がる。特に生徒が巻き込まれた事案が目立つだけに、次のような言葉が並ぶ。
「同じような問題が後を絶たないのは、処分が甘すぎるのも一因ではないか。事の重大さを分かっていないと感じる」
「児童生徒へのわいせつ行為やSNSで私的にやり取りする教職員は元々適性を欠くのか、教職員になったことで誤った感情が芽生えたり勘違いしたりするのか調査や分析が必要だと思う。原因や理由が分からないと今後も問題は繰り返される」
「不祥事が起きたら臨時の会議が開かれるが、ポーズにしか見えない。再発防止策は綱紀粛正や研修など、いつも同じような内容ばかりで効果があるとは思えない」
静岡市教委と県教委が対応した事案はそれぞれ異なる。また、県民からは「問題を起こしている一部の教職員の影響で、教育関係者全体に迷惑がかかっている」といった同情の声も上がる。各教育委員会は再発防止に向けた研修や指導を進め、学校教育への信頼回復に取り組むとしている。
(SHIZUOKA Life編集部)









