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2026/08/10

名古屋に「漫泊」ホテル誕生 2万冊のマンガ読み放題 売上9割減少も経験

■「マンガアートホテル ナゴヤマルノウチ」 最大8人まで宿泊可

ホテルに泊まりながら、2万冊のマンガを好きなだけ読む。「漫泊」をテーマにした「MANGA ART HOTEL, NAGOYA MARUNOUCHI(マンガアートホテル ナゴヤマルノウチ)」が、名古屋市にオープンした。全25室で、最大8人まで宿泊できる。運営会社の代表は1号店開業後のコロナ禍で売上が9割減少した経験を明かしており、今回、会社の創業の地と位置付ける名古屋に初めて出店した。

 

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館内にそろえるマンガは2万冊。運営する株式会社dotによると、「MANGA ART HOTEL」シリーズでは最多の蔵書数となる。選書を担当したスタッフが実際に読んだ作品を中心にそろえ、選んだ理由や、どのような人に勧めたいのかを記したコメントも添えている。

 

ホテルは地下鉄丸の内駅7番出口から徒歩1分。1階には宿泊者以外も利用できる「MANGA SELECTION」を設け、午前9時から午後9時まで開放している。季節ごとにテーマを変えて作品を並べ、第1弾では「愛知から、マンガ。」をテーマに愛知県出身のマンガ家の作品を紹介している。

 

マンガの選び方にも仕掛けを設けた。宿泊者が事前アンケートで好きなマンガ家やジャンル、興味のある分野などを回答すると、スタッフがおすすめ作品を選ぶ「マンガ・マッチングサービス」を用意。利用は無料で、3日前までの予約が必要となる。

館内には2万冊のマンガ

■全25室のアパートメントタイプ 平日は1室3万円~

フロントで「転生ガチャ」を回し、出てきたテーマに沿った指令カードを受け取る「異世界転生プラン」もある。こちらは無料で予約不要。転生先の設定に合わせ、スタッフがおすすめの作品を選ぶ。

 

名古屋のモーニング文化をマンガと組み合わせたサービスも展開する。税込500円の「モーニング・マンガサービス」では、ドリップコーヒーとシリアルバーに加え、スタッフが2万冊の中から「朝に読んでほしい」と考える5作品を選ぶ。利用には前日までの予約が必要となる。

 

客室は全25室で、広さは49.35~53.64平方メートル。全室にダブルベッドを4台置き、最大8人まで宿泊できるアパートメントタイプとなっている。各室にはシャワールームを2つ備えるほか、洗濯乾燥機や冷蔵庫、電子レンジ、IHキッチンなどを設置した。宿泊料金は1室あたり平日3万円から、土曜・祝前日は6万5000円から。5人までは同一料金で、6人以上は追加料金がかかる。

 

建物は9階建てで、各階には「話題」、「希望」、「発見」など、それぞれ異なるテーマが設定されている。宿泊者は自分の客室がある階だけでなく、ほかの宿泊フロアにも立ち寄ることができる。

ベッドがマンガに囲まれた部屋

■「創業の地」名古屋に初出店 コロナ禍は売上9割減少

運営会社にとって名古屋は今回が初進出となり、この街を「創業の地」と位置付けている。代表取締役の御子柴雅慶さんは、新卒で楽天の名古屋支社に勤務し、28歳の時に名古屋で起業したという。その後、自社ブランドのホテルをつくろうと、秋葉原のインターネットカフェで1日16時間、半年間かけて5000タイトルのマンガを読んだと振り返っている。

 

2019年には東京・小川町に「MANGA ART HOTEL, TOKYO」を開業。その後、神保町や馬喰町にもマンガをテーマにした宿泊施設を展開した。一方、御子柴さんによると、最初のホテルを立ち上げた直後にコロナ禍となり、売上が9割減少する時期を経験した。それから7年。シリーズ最多となる2万冊をそろえたホテルを、会社の原点とする名古屋に開いた。

 

■施設概要

施設名:MANGA ART HOTEL, NAGOYA MARUNOUCHI

住所:名古屋市中区丸の内1-9-5

客室数:25室

チェックイン:午後4時~

チェックアウト:午前11時

 

SHIZUOKA Life編集部)

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