2026/10/15
「結局エコパと呼ぶ」「早口言葉みたい」 命名権で愛称変更 年間2500万円は県営施設最高額
「結局、エコパと呼ぶ」。静岡県民に長年親しまれてきたエコパスタジアムの新しい愛称がネーミングライツによって決まり、そんな声が相次いでいる。来年4月からは「ミネベアミツミ スタジアムエコパ」として運用される。
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「ミネベアミツミ スタジアムエコパ」に相性が決まった静岡スタジアム
■エコパの新愛称 「ミネベアミツミ スタジアムエコパ」に
静岡県と精密部品メーカーのミネベアミツミは、袋井市の小笠山総合運動公園にある静岡スタジアム(エコパスタジアム)や静岡アリーナ(エコパアリーナ)などについて、ネーミングライツ契約を結んだと発表した。契約期間は来年4月1日から2032年3月31日までの5年間となる。
スタジアムの新しい愛称は「ミネベアミツミ スタジアムエコパ」となり、アリーナは「ミネベアミツミ アリーナエコパ」に変わる。付帯する3施設も名称が変更され、補助競技場は「ミネベアミツミ オープントラック」、投てき練習場は「ミネベアミツミ スローイングフィールド」、補助体育館は「ミネベアミツミ アリーナアネックス」となる。
長年使われてきた「エコパ」が新しい愛称に残ることは、募集段階から決まっていた。静岡県はネーミングライツパートナーを募集する際、スタジアムの愛称には「エコパ」と「スタジアム」、アリーナには「エコパ」と「アリーナ」を含めることを条件としていた。最低募集金額はスタジアムが年額2500万円以上、アリーナが年額2000万円以上(いずれも税込)で、付帯施設のネーミングライツ料もこの中に含まれる。

アリーナの愛称は「ミネベアミツミ アリーナエコパ」
■長野県に本社を置く「ミネベアミツミ」 袋井市に工場
静岡スタジアムの契約金額は年間2500万円で、県営施設のネーミングライツでは過去最高額だったという。県はネーミングライツ料を県営都市公園の運営経費に充てるとしている。
ミネベアミツミは長野県に本社を置き、1986年に現在の袋井市に浜松工場を開設した。それ以来、40年にわたって技術開発の拠点として活用している。同社によると、小笠山総合運動公園は工場からも近く、従業員やその家族にとって身近な施設だという。
静岡スタジアムは2001年に開場した。約5万人を収容でき、2002年のサッカーワールドカップや2019年のラグビーワールドカップの会場となったほか、Jリーグやラグビーのリーグワン、コンサートなどにも利用されてきた。静岡アリーナは約1万人を収容し、スポーツだけでなく、アーティストやアイドルグループなどのコンサート会場として使われている。
■愛称定着を疑問視する声 命名権を歓迎する声も
新しい愛称をめぐっては、県民から様々な意見が寄せられている。特に目立つのは、名称の長さや呼びにくさに関する声だ。
「どんな名前がついても、結局エコパと呼ぶ」
「読みにくいし、覚えにくい。早口言葉みたい」
「カタカナが多くて名前が長い。言い間違えそう」
新しい愛称が定着するのか疑問視する声も見られる一方、歓迎する人もいる。中には、「ネーミングライツが一般的になったにもかかわらず、今までやっていなかったことの方がおかしい」、「エコパの運営資金を得られるのは良かった」といった声もある。
2001年の開場以来、「エコパ」の呼び名は20年以上使われてきた。今回の契約で、新しい愛称がどこまで浸透するのか。それとも、これまで通り「エコパ」と呼ばれ続けるのか。新名称の運用は約半年後の来年4月に始まる。
(鈴木 梨沙/Risa Suzuki)








