2026/10/25
「約300枚拾った」と買い取り要求 静岡駅前の駐車場 利用者の個人情報流出の恐れ
「1枚いくらで買うんだ?」。静岡駅前の地下駐車場「エキパ」の管理事業者に電話がかかってきたという。相手は駐車券の紛失届を約300枚拾ったと話し、書類の買い取りを要求した。さらに、利用者2人分の個人情報を読み上げ、情報の拡散をほのめかす発言もあった。静岡市は10月24日、個人情報が外部に流出した恐れがあると発表した。
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個人情報漏洩の可能性を発表した静岡市
■駐車券紛失届の買い取り要求 個人情報を拡散させる発言も
電話があったのは10月23日午後4時50分頃だった。相手は書類に記載されているとして、利用者2人の氏名、住所、電話番号、運転免許証番号などを読み上げた。その後の電話では、個人情報の拡散を示唆する発言もあったという。
電話の相手が拾ったと話している「紛失届」は、正式には「駐車券紛失届兼再発行願」と呼ばれる。駐車券をなくした利用者が、駐車場の係員に提出する書類。市によると、氏名、住所、電話番号、運転免許証番号、車種が記載されている可能性がある。
市と管理事業者が10月24日に書類の保管状況を調べたところ、電話の相手が示した日付に該当する書類は見つからなかった。一方、個人情報を読み上げられた2人について、駐車券を紛失したとされる当日の業務日報を確認すると、実際に駐車券の紛失が発生していたことが分かった。
電話の相手は約300枚の書類を拾ったと話しているが、実際の枚数は確認できていない。個人情報が漏えいした可能性のある人数も不明で、書類が外部に流出したかどうかも分かっていない。
市は警察に相談しており、書類の所在や外部流出の可能性について調査を続けている。書類の保管・廃棄方法も確認し、再発防止に取り組む方針だ。
また、エキパで駐車券をなくして紛失届を提出した心当たりのある人に対し、不審な電話や郵便物、身に覚えのない本人確認や契約に関する連絡などに注意するよう呼びかけている。不審な連絡があった場合は、市交通政策課(054-221-1412)に連絡してほしいとしている。市は「ご心配をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪している。
(SHIZUOKA Life編集部)







