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2022/12/13

甲子園常連で県内屈指の進学校でも…静岡県の2校で2日連続 修学旅行中に個人情報紛失

静岡県教育委員会・高校教育課が入る県庁の建物

■静岡高校と沼津西高校の教諭 修学旅行引率中に資料紛失

静岡県教育委員会は12日、沼津市にある県立沼津高校の教諭が修学旅行引率中に一部生徒の電話番号などが書かれた資料を紛失したと発表した。この問題が発生した前日には、静岡市の県立静岡高校の教諭も修学旅行中に生徒の個人情報が記載された資料を紛失している。

 

静岡県教育委員会・高校教育課によると、静岡高校の教諭は今月6日、修学旅行の引率中に生徒の氏名やアレルギー情報、教員らの氏名と電話番号を記載した資料を紛失した。静岡高校は県内屈指の進学校で、甲子園の常連校としても知られている。

 

資料を紛失したのは6日午前11時から午後4時頃の間で、名古屋から奈良に向かう電車内か修学旅行の訪問先とみられている。教諭は宿泊先のホテルで資料をなくしたことに気付いた。静岡高校は鉄道会社や訪問先などに遺失物の確認をし、修学旅行に参加した全生徒と保護者に経緯の説明と謝罪をしたという。

 

この翌日、今度は沼津西高校の教諭も修学旅行中に、アレルギーのある生徒の一覧や一部生徒、教諭の電話番号が書かれた資料を紛失した。紛失のある可能性があるのは、7日午後5時15分から8時頃までに行動していた新幹線車内や新大阪駅と三島駅の構内。この教諭は8日午後2時頃、自宅で荷物の整理をした際に資料の紛失に気付いたという。

 

沼津西高校は鉄道会社や旅行会社などに遺失物の確認をした後、電話番号やアレルギー情報が漏れた可能性のある生徒と保護者に謝罪した。また、きのう12日には全校放送で生徒に謝罪し、保護者宛の文書を配布した。

 

2日連続で起きた修学旅行中の資料紛失に、県教育委員会の池上重弘教育長は「学校における個人情報等の扱いについては、管理を徹底するよう繰り返し指導してきましたが、同様の事態が繰り返し起きたことに深くお詫び申し上げます」とコメント。全ての県立学校に対して、個人情報等の管理徹底について注意喚起するとしている。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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