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2023/02/03

6つ目の作品は金庫がモチーフ プラモデルのまち静岡市に新たなモニュメント

静清信用金庫の本店前に設置されたプラモニュメント

■静清信用金庫の本店前でプラモニュメントお披露目

プラモデルが盛んな静岡市が進めているプラモデル化計画の一環で、新たなモニュメントがお披露目された。静岡市に本店を置く静清信用金庫のモニュメントで、金庫をモチーフにしている。

 

除幕式には静清信用金庫の関係者をはじめ、静岡市の田辺信宏市長や市内にある模型メーカーの関係者が参加した。静岡市中心市街地にある静清信用金庫の本店前でライトグリーンのモニュメントがお披露目されると、集まった人たちから拍手が起こった。

 

モニュメントには、信用金庫の店舗内にある金庫とオリジナルキャラクター「かけるくん」がデザインされている。静岡市が進めるプラモデル化計画に賛同し、「模型の世界首都・静岡」をPRしていくという。

 

静岡市はプラモデル出荷額の国内シェアが約8割に上っている。タミヤやバンダイスピリッツといったメーカーが集まり、毎年5月には国内最大級の模型イベント・静岡ホビーショーが開催されている。

静岡市役所前に設置されている郵便ポストのプラモニュメント

■グッドデザイン賞受賞 オフィシャルサポーターにアイドルグループ

プラモデルのまちを国内外に発信しようと市が力を入れているのが「プラモデル化計画」。代表的な取り組みが市内にプラモデルをイメージしたモニュメント「プラモニュメント」の設置だ。組み立て前のパーツに分解したデザインになっている。

 

2020年度から郵便ポストや公衆電話などをモチーフとしたプラモニュメントの設置を始め、今回が市内6つ目の作品となる。ユニークでデザイン性に優れた取り組みとして、昨年はグッドデザイン賞を受賞。プラモデルファン以外の関心も集めていると評価された。

 

プラモデル化計画では先月31日、静岡市がプラモデルの魅力発信に取り組むアイドルグループ「リンクルプラネット」にオフィシャルサポーター第1号を委嘱した。田辺市長は「プラモデルに触れる機会が少ない若い世代や女性にも魅力を伝えたい」としている。

 

(鈴木梨沙/Risa Suzuki)

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