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2023/04/20

移動中も快適に仕事 東海道新幹線で新サービス ビジネスマン向け車両も拡大

JR東海は新幹線移動中も快適に仕事ができるサービスに注力

■3人掛けシートを2人で利用 10月20日からスタート

移動中のビジネス環境が、より快適になる。JR東海は東海道新幹線ののぞみで展開しているビジネス利用向け「S Work車両」を、10月からひかりとこだまにも拡大する。さらに、3人掛けシートを2人で利用できる新たなサービスも開始する。

 

JR東海は働く場所を選ばないワークスタイルに対応するため、移動中も仕事ができる環境の充実を図っている。その1つが、のぞみの7号車に導入している「S Work車両」。気兼ねなくモバイル端末を使ったり、ウェブ会議をしたりできるビジネスマン向けの車両だ。

 

東海道新幹線で利用できるWi-Fiと比べて約2倍の通信容量があり、接続時間の制限もない。EX予約またはスマートEXから予約可能で、乗車日の28日前から発車時刻の4分前まで発売している。この「S Work車両」が10月20日から、ひかりとこだまでも利用できるようになる。

 

さらに、JR東海は新たなサービスとして「S Work P車両」をスタートする。「S Work車両」となっている7号車の一部で、3人掛けシートの中央座席にパーティションを設置し、2人で利用できるようにする。パーソナルスペースを広くし、より快適なビジネス環境を提供する狙いがある。

 

「S Work P車両」では、テーブルが手元にスライドさせると傾くように改良されており、ノートパソコンやタブレットでの作業がしやすくなる。普通車の指定席に1200円を追加すれば利用できる。今後、窓口や券売機での販売も予定されている。

 

■試験導入中「ビジネスブース」 10月1日から順次利用可能

最新車両「N700S」で現在、試験導入中の「ビジネスブース」は改良を加え、10月1日以降、整備が完了した編成から順次利用できるようになる。ビジネスブースは7号車と8号車間のデッキ部に設置された個室型のブースで、電話やウェブ会議などの活用を想定している。

 

室内にはテーブル、ハイチェア、コンセントが整備されており、通常のサービスより質の高いWi-Fiが導入されている。サービスを利用できる区間は東京-博多間で、1回30分以内となっている。対象は7号車の利用者で、人数は1グループ2人まで。試験期間中は利用状況や改善点を調査する目的があったため無料としていたが、サービスの本格導入後は有料になるという。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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