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2023/04/21

静岡県は全国2位の”100均王国” アウトドアや節約志向追い風 市場1兆円突破確実

全国的にみて100均王国といえる静岡県

■100円ショップ市場規模9969億円 前年+7.2%

100円ショップ市場の成長が続いている。10年間で店舗数は3000店増加し、今年度の市場規模は1兆円突破が確実視されている。中でも静岡県は、人口10万人あたりの100円ショップ登録件数は全国で2番目に多く、売上に大きく貢献している。

 

民間の信用調査会社「帝国データバンク」によると、ダイソーやセリアといった大手4社を中心とした2022年度の100円ショップ市場は前年度から7.2%増の9969億円が見込まれている。市場規模は増加傾向にあり、今年度の1兆円突破は確実とみられている。

 

店舗数も大幅に増え、大手4社の合計は今年3月末時点で全国に約9000店舗となった。前年からは約300店、10年前からは3000店以上増えている。

 

1人当たりの購入額は月平均665円となっている。100円ショップ業界は昨年度、新型コロナウイルス感染拡大が落ち着き、巣ごもり特需の反動減からスタートした。

 

だが、原材料費の高騰による食品や生活用品の値上げにより、消費者の節約志向が強くなり、ニーズが高まった。また、帝国データバンクは他の要因も分析している。

 

「最新のトレンドや細かな需要変化を捉えた新商品の投入など、価格にとらわれない商品訴求力も大幅に向上し、売上拡大に貢献してきた。特に、コロナ禍以降に拡大したアウトドアブームを取り込み、キャンプ用品、釣り具用品、DIY用品の販売が好調だった」

静岡県内にも多くの店舗がある100円ショップ大手のダイソー

■人口10万人当たり100均件数 静岡県が全国2位

全国で店舗数が増えている100円ショップだが、静岡県が全国トップクラスなのは意外と知られていない。タウンページのデータベースをもとに算出したNTTタウンページのランキングによると、人口10万人当たりの100円ショップ登録件数は、静岡県が6.33で全国2位となっている。

 

静岡県は2020年、2021年と鹿児島県、山梨県に次ぐ3位だったが、昨年は鹿児島県に続いて2位に入った。3位は宮崎県で、2年連続2位だった山梨県はトップ10から外れている。

 

店舗数も売上も右肩上がりの100円ショップ業界。帝国データバンクは今後の課題に、エネルギーコストの上昇などで仕入れ価格が上がった際の利益確保を挙げる。

 

特に、大手4社以外は苦戦を強いられるとみている。「大手各社はスケールメリットを生かした仕入れ原価の抑制、自動化・省人化によるローコストオペレーションでコスト低減対策を進める一方、規模の小さい企業は利幅を確保できず仕入れに苦慮している」。大手4社と中小企業間の二極化や合従連衡が一層進むと指摘している。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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