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2023/05/29

「解決策見えない」「印象良かったが…」女性教師が児童縛り付ける指導で保護者会

具体的な対策が見えない児童の離席問題

■授業中に離席繰り返す低学年児童を粘着テープで

静岡市の小学校で50代の女性教師が離席した児童に対して不適切な指導をした問題で、28日に保護者会が開かれた。説明会は非公開だったが、参加した保護者は「解決の糸口が見えない」、「印象の良い教師だったので信じられない」などと漏らした。

 

静岡市教育委員会と問題が起きた小学校によると、不適切な指導があったのは4月下旬だった。50代の女性教師が担任をしていた低学年の児童に対し、席を立てないように太ももと椅子を粘着テープで巻いた。この児童は授業中、日常的に席を立ち、この日も教師の注意を聞かずに離席を繰り返したという。

 

女性教師は児童に「座っていられないなら、椅子に縛るか?」と笑って話しかけ、児童は「うん」と答えた。児童にけがはなく、クラスメートからは笑いが起こった。保護者会では女性教師が謝罪。さらに、この児童の保護者もクラスメートに迷惑をかけたと頭を下げた。

 

保護者会に参加した人たちの心境は複雑だった。参加者の1人は「最近の先生では珍しく、子どもたちに注意や指摘すべきところを指導できる厳しさがあって指導力が高いと感じていました。良い印象を持っていたので、行き過ぎた指導に信じられない部分はあります」と話した。

 

保護者会では授業中に繰り返し席を立つ児童への対応を問う声があったが、市教委や学校側からは具体策が示されなかったという。保護者の間では「テープで縛りつける方法には問題があるが、先生の苦労は想像できる」、「どこの学校でも席に座っていられない子どもの問題はある。難しい問題で解決策の糸口は見えない」といった教師に同情する声も上がっている。

 

不適切な指導をした50代の女性教師はクラス担任を外れ、別の業務にあたる。市教委は今後、処分を検討するとしている。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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