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2023/08/18

計画運休や大幅な遅れ…台風で大混乱の東海道新幹線 お盆の利用者数は意外な結果に

お盆期間中は大幅にダイヤが乱れた東海道新幹線

■利用者268万5000人 大幅にダイヤ乱れても昨年の1.25倍

JR東海が18日、お盆期間の東海道新幹線利用者数を発表した。台風7号の影響で計画運休や大幅な遅れがあった中、昨年の同じ時期と比べて1.25倍となる268万5000人が利用。新型コロナウイルス感染拡大前の2018年度と比較し、86%まで回復した。

 

JR東海によると、お盆期間の今月10日から17日に東海道新幹線を利用した人数は268万5000人で、昨年同時期より53万人ほど増加した。期間中に最も利用者が多かったのは下りが11日、上りは13日。JR東海がお盆前に発表した混雑のピークと同じだった。

 

今年のお盆は、台風7号の影響を大きく受ける運行となった。15日に名古屋-新大阪間の運転を終日取りやめ、東京-名古屋間も大幅に本数を減らした。翌16日と17日は静岡県内の大雨により、運転の見合わせや大幅な遅れが相次いだ。

天気予報では15日が新幹線の運行に最も影響が出るとされていたが、15日の静岡県内はほとんど雨が降らず、日中は晴れ間がのぞいたところも多かった。そして、15日に移動できなかった人たちが予定を変更した16日に大雨となり、多くの乗客に影響が及んだ。

 

3日間に渡って通常通りの運行ができなかったことで、16日は30万人、17日は21万人に影響が出たという。天気予報に合わせたJR東海の判断が結果的には“裏目”となった。

 

計画運休や大幅な遅れについては、賛否が交錯している。「大きな事故を防ぎ、安全第一で運行するためには仕方ない」などJR東海の判断に理解を示す意見がある一方、「計画運休を決めるのが早すぎた。天気予報の精度は高くないので、もっとギリギリの判断で良かった」、「大雨は毎年のように起きているのに改善が見られない」といった声も上がっている。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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