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2024/01/30

「内心ビクビク」教え子ら2人にわいせつ行為 情報提供を噂と判断した校長も処分

静岡県教育委員会が入っている県庁西館

■教員免許ない実習助手2人にわいせつ行為 1人に恋愛感情

「恋愛感情があった」、「内心ビクビクしていた」。次々と驚きの説明が続いた。静岡県教育委員会は29日、教諭ら6人の懲戒処分を発表した。そのうち、県立高校で勤務していた教員免許のない30代の男性実習助手は2人にわいせつ行為をしていたという。わいせつ行為を把握していた校長は事実確認や教育委員会への報告を怠っていた。

 

県教育委員会によると、免職処分とした30代の男性実習助手は2019年7月から12月にかけ、勤務していた学校の女子生徒にわいせつな行為をした。また、2020年1月には、勤務校とは別の学校に通う女子生徒にわいせつな行為をした。

 

この実習助手は、わいせつ行為を認めている。県教委の聞き取りに対して「2人のうちの1人には恋愛感情を持っていた」、「生徒へのわいせつ行為で懲戒免職となった事例を聞くたび、内心ビクビクしていた」などと話しているという。実習助手には教員免許がなく、実験の補助などをしていた。

 

さらに問題だったのは、実習助手が勤務していた高校の校長の対応だ。わいせつ行為の発覚は情報提供だった。2022年4月に情報提供を受けた教員が校長に文書で内容を伝えたが、校長は「確証が持てない噂」と県教委に報告しなかった。

 

■校長は県教委に報告せず「隠ぺいの意図はなかった」

その5か月後、同じ内容の情報提供が匿名で県教委に寄せられ、県教委が学校側へ調査を指示した。その結果、実習助手のわいせつ行為と校長の“隠ぺい”が発覚した。校長は減給10分の1(2か月)の処分を受け、こう釈明したという。

 

「わいせつ行為の報告は被害者本人から聞いたものではなく、関係者から雑談として聞いた内容をまとめたもので、これまでの自分の経験から確証が持てない噂だと考えた。卒業生に関する内容だったので、県教委に報告するという考えを持てなかった。黙認や隠ぺいの意図はなかったが、そう思われても仕方ない」

 

県教委は他にも、26日付と29日付で4人の懲戒処分を発表した。私用車を運転中に事故を起こし、相手に全治6か月の怪我をさせた県東部の女性室長には減給10分の1(3か月)。県東部の中学教師は昨年6月頃に校舎2階の窓の外に向かって、生徒の肩を押すなどして減給10分の1(1か月)の処分を受けた。

 

残りの2人は最も軽い戒告処分だった。これで、今年度に県教委が発表した懲戒処分は18件となり、2か月を残して昨年度の14件を超えた。最近5年間では、2020年度の25件が最も多くなっている。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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