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2022/09/15

日本で唯一のプロ監修 お茶・駄菓子・SL 常識覆す静岡県のソフトクリーム

KADODE OOIGAWAに入っている門出ソフトクリームの店舗

■煎茶、おでん、安倍川餅、さくら棒 静岡の名物をソフトクリームに

見た目も味も香りも、常識や概念を覆している。静岡県で販売されているソフトクリーム「門出ソフトクリーム」が話題になっている。鮮やかな色と香りも楽しめる煎茶をはじめ、地元で有名な駄菓子「さくら棒」、SLの車両をイメージした漆黒など、他にはないメニューが並ぶ。監修したのは、日本唯一のプロソフトクリーマーだった。

 

静岡県島田市にある大井川鐵道「門出駅」。駅に隣接するのが、緑茶・農業・観光の体験型フードパーク「KADODE OOIGAWA」。オープンから間もなく2年が経つ施設に「門出ソフトクリーム」は入っている。静岡市に本社を置く弁当や総菜販売のチェーン店「天神屋」が運営している。

 

煎茶、静岡おでん、安倍川餅、さくら棒。メニューだけを見ると、ソフトクリームを販売している店とは気付かないかもしれない。メニューのインパクト以上に驚くのは、実際に商品を見て、口にした時。こだわりが詰まっている。

 

門出ソフトクリームは、日本で唯一と言われるプロソフトクリーマーの森川勇一郎さんが全国で初めてプロデュースしている。森川さんは国内外のソフトクリームを4000本以上食べ歩き、これまでに1000万円以上を費やしたという。

鮮やかな色合いも特徴の煎茶ソフトクリーム

■香りや色までこだわった「煎茶ソフト」 見た目も人気の「さくら棒ソフト」

森川さんが特にこだわったのが「煎茶ソフトクリーム」。一般的な抹茶味と違って、煎茶はソフトクリームの原料に混ぜ合わせるのが難しい。煎茶をすりつぶし、ハンドブレンダーを使ってムラなく混ぜる。煎茶の香りと鮮やかな色合いにもこだわり、その日に販売する分だけ毎朝仕込んでいる。担当者は「見た目も味も香りも楽しんでいただけると思います」と自信を見せる。

 

煎茶ソフトは、「普通」、「濃いめ」、「特濃」と濃さを3段階から選べる。特濃は普通の3倍の濃さ。より煎茶を感じられるが、決してくどくならないバランスになっている。ソフトクリームのコーンはキャラメル味で、最後までおいしく食べられるよう工夫されている。

 

「さくら棒ソフト」は、かわいらしいピンク色の見た目も人気。静岡県民には馴染みが深い駄菓子「さくら棒」を混ぜ込んでいる。試作を重ね、サクサクでフワフワな食感を生かしたソフトクリームに仕上げた。商品として販売するのは難しい「さくら棒」の切れ端を利用しているため、食品ロスの防止にもつながっている。

運行するSLをイメージした漆黒のソフトクリーム(天神屋提供)

■漆黒の「SLソフト」は強烈なインパクト 味は濃厚なビターチョコ

数あるユニークなメニューの中でも、見た目の衝撃が最も大きいのは「SLソフトクリーム」だ。SLが運行することで有名な大井川鐵道にちなんで開発されたもので、色はSLの車体をイメージした漆黒。なかなか見る機会がない真っ黒なソフトクリーム。味は濃厚なビターチョコレートで、健康志向の高まりで注目されている竹炭パウダーを配合して口当たりを滑らかにしている。

 

SLからモクモクと立ち上る煙をテーマにした灰色のソフトクリームもインパクト抜群。その色からは想像できないが、味はミルク。生乳のコクと控えめな甘さが幅広い世代から人気となっている。漆黒と煙をミックスした“両取り”のソフトクリームもある。

 

地域の食材や特徴を生かした商品を開発する「門出ソフトクリーム」。購入した人たちの目、鼻、舌を楽しませている。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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