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2022/09/17

男性の家事・育児力ランキング 3位は鳥取、2位が沖縄、1位は? 昨年24位の静岡は…

■積水ハウスが小学生以下の子どもを持つ男女9400人に調査

住宅メーカーの積水ハウスが、男性の家事・育児力の都道府県別ランキングを発表した。1位は高知県で、沖縄県と鳥取県が続いた。静岡県は36位で、昨年の24位から大きく順位を下げた。「家事・育児の時間」などは全国平均を上回ったが、「担当する家事・育児の数」が39位と低かった。

 

積水ハウスは6月に小学生以下の子どもがいる2050代の男女9400人を対象にインターネットでアンケートを実施した。調査では、「男性(夫)が行う家事・育児の数」、「男性(夫)の家事・育児関与度」、「育休取得日数」、「男性(夫の家事・育児時間)」、「家事・育児の幸福度」の5項目を数値化して、47都道府県で順位を付けた。

 

1位は昨年の10位から大きく順位を上げた高知県だった。掃除、洗濯、子どもと遊ぶなど28項目から普段やっているものを選ぶ「家事・育児の数」は8.5個。男性が家事や育児を積極的に関与しているかを、女性が「とてもそう思う(+2.00)」、「あまりそう思わない(-1.00)」と4段階で評価する「家事・育児の関与度」0.74。「家事・育児時間」は1週間で18.4時間と、3つの項目で全国トップだった。

 

■静岡県は24位→36位 「家事・育児の幸福度」は昨年よりアップ

総合で36位だった静岡県は、「家事・育児の数」が5.6個で39位。「家事・育児の関与度」は0.2937位、「家事・育児時間」は13.7時間で19位。「育休取得日数」は5.6日で35位。「家事・育児の幸福度」は、「幸せを感じている(+2.00)」から「幸せを感じていない(-2.00)」まで4段階で評価し、0.9822位だった。

 

総合順位は昨年の24位から大きく下げたが、数字が上がっている項目もある。昨年は「家事・育児の数」が6.3個で26位、「家事・育児の関与度」は0.557位、「家事・育児時間」は14.515位、「育休取得日数」は2.1日で35位、「家事・育児の幸福度」は0.8241位となっている。

 

静岡県の傾向にも見られるように、男性が育児をする意識や会社側の理解は徐々に高まっている。積水ハウスの調査によると、アンケート回答者の中で育休を取得した男性は17.2%で、昨年より5ポイント上昇した。取得日数も5日間増え、8.7日となっている。育休取得者の58.0%は会社側から制度の内容説明や取得の意向を確認され、昨年の35.7%から大きく伸びている。

 

男性の家事・育児参加が増えている背景には、新型コロナウイルスの感染拡大によるリモートワークもある。自宅で過ごす時間が長くなり、家事や育児に参加しやすい環境となった。これにより、リモートワークが増えれば、育休は必要ないと感じる人も出てきているという。

 

積水ハウスが調査結果をまとめた「男性育休白書」は2019年から始まり、今回が4回目となった。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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