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2022/09/28

【台風15号】静岡市と磐田市がボランティア募集 新型コロナ感染防止で対象者限定

台風15号の被害で泥だらけになった家具

■ボランティアは事前登録制 静岡市は県内在住の中学生以上が対象

台風15号の被害を受けた静岡県の静岡市と磐田市が災害ボランティアを募集している。全国各地から現地での支援を希望する人がいる中、両市は新型コロナウイルス感染拡大のリスクを考慮し、対象者を限定している。

 

台風15号が去って丸4日経っても、静岡県では日常を取り戻せていない地域がある。清水区で大規模な断水が続き、床上浸水が900棟近く確認されている静岡市では、被災者のニーズとボランティアのコーディネートを行う「災害ボランティアセンター」を開設している。

 

ボランティア活動の主な内容は「災害ゴミなどの屋外への運び出し」、「家具や室内の拭き掃除、泥落とし」、「屋内の泥掻き出し」、「被災者のニーズを調査する被災地域への聞き込み」となっている。新型コロナ感染拡大を防ぐため、対象者は静岡県在住の中学生以上としている。

 

活動希望者は、静岡市災害ボランティアセンターの申し込みフォームから事前に申し込みが必要。5人以上での活動を希望する場合は、団体用フォームから登録する。持ち物は「汚れても良い服装」、「軍手」、「着替え」、「タオル」、「食事」、「マスク」、「飲み物」、「保険証」などが必須で、「長靴」、「ヘルメット」、「ゴーグル」といったものがあれば活動の幅が広がる。

 

ボランティア保険は最寄りの社会福祉協議会で加入できるが、災害時は特例でインターネットでも可能。加入するのは、基本タイプでも天災タイプでも、どちらでも構わないという。

 

■磐田市のボランティアは静岡県西部に住む高校生以上が対象

床上、床下浸水合わせて750棟以上が判明している磐田市でも、災害ボランティアセンターを開設して、希望者を募っている。静岡市と同様、家屋の清掃、土砂の撤去、荷物の運び出しなどが主な作業内容で、対象者は静岡県西部に住む高校生以上としている。事前に応募フォームからの申し込みが必要になっている。

 

被災地ではボランティアが大きな力となる。ただ、手順に従わず勝手に現地に入れば、混乱を生んで逆効果になる可能性がある。必要なところに必要な支援が届くよう、ルールを徹底したい。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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