2026/06/04
行列できる静岡市の名店が閉店へ サクラエビのかき揚げで人気 20年の歴史に一区切り

6月で閉店する「浜のかきあげや」
■由比漁港の「浜のかきあげや」 6月28日で閉店
由比漁港の名物店が、まもなく一区切りを迎える。サクラエビのかき揚げを看板メニューとする静岡市の「浜のかきあげや」が、6月28日で閉店する。10月上旬からは、「由比漁港しずまえ食堂」に生まれ変わるという。
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駿河湾を望む由比漁港の一角に店を構える「浜のかきあげや」には、水揚げされたばかりのサクラエビを使ったかき揚げや生サクラエビ丼などを目当てに多くの人が訪れてきた。春漁や秋漁の時期には行列ができることもあり、県外から足を運ぶ客もいる。
店頭に貼られた張り紙には、2026年6月28日をもって閉店すると記されている。2006年の開店以来、20年間にわたり温かい支援を受けてきたことへの感謝もつづられている。
プレハブの店には、写真付きのメニューや手書きの案内が掲示されている。セルフサービスの食堂らしい素朴な雰囲気も、港を訪れた人の記憶に残る風景の1つとなっている。

看板メニューはサクラエビのかき揚げ(由比港漁協公式HPより)
■名物はサクラエビのかき揚げ 丼や炊き込みご飯も
メニューは、名物の「かきあげ」1枚600円をはじめ、「かきあげ丼」1100円、「かきあげそば・うどん」1100円、「生サクラエビ丼」1100円などが並ぶ。サクラエビの味噌汁は100円、サクラエビの炊き込みご飯は500円。持ち帰りできるメニューとして、かきあげやサクラエビの炊き込みご飯、しらすのばら揚げ、サクラエビドーナツも提供している。
中でも、サクラエビのかき揚げはサクサクでふわふわの食感と、香ばしさを楽しめる一品として親しまれてきた。生サクラエビ丼は特製のだし醤油をかけてそのままサクラエビの甘みやうまみを味わったり、好みのタイミングで温かいだし汁をかけたりする味の変化を楽しめる。
ほかにも、サクラエビとしらすを一度に味わえる「由比丼」や温かいものと冷たいものを選べる「かきあげそば・うどん」など、由比ならではの海の幸を気軽に味わえるメニューがそろう。営業日は金曜、土曜、日曜、祝日で、営業時間は午前10時から午後2時まで。土日は近隣客だけでなく県外から訪れる人も多く、昼時には行列になることもある。

店には6月での閉店を伝える案内
■10月上旬にリニューアル 「由比漁港しずまえ食堂」オープン
名店の閉店は惜しまれるが、同じ場所に「由比漁港しずまえ食堂」が10月上旬にオープンする。新しい店舗では「しずまえ色を出したメニュー」も増やし、新しい食材の提供ができる食堂としてリニューアルするという。
「浜のかきあげや」として営業する日は、残りわずかとなった。港の風景とともに味わってきたサクラエビのかき揚げをもう一度楽しもうと、最終日まで多くの人が由比漁港を訪れそうだ。
■店舗概要
店名:浜のかきあげや
住所:静岡市清水区由比今宿字浜1127
営業時間:午前10時~午後2時(金、土、日曜と祝日)
(鈴木 梨沙/Risa Suzuki)








