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2023/01/07

松本潤主演「どうする家康」 浜松市で観光PR 宿泊費20%オフ、最先端の映像技術体験

ライトアップされた浜松城

■松本潤主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」 1月8日スタート

タレントの松本潤さんが主演するNHKの大河ドラマ「どうする家康」は、8日に初回放送を迎える。徳川家康と縁の深い浜松市では、家康効果を活用しようと誘客に力を入れている。宿泊費が20%割引きになるクーポンや、現実と仮想の映像を組み合わせたアプリなどで「家康のまち」をアピールしている。

 

浜松市にとって、今年の大イベントが始まる。松本潤さんをはじめ、山田裕貴さん、杉野遥亮さんらが出演するNHKの大河ドラマ「どうする家康」が8日にスタート。観光客を増やすには絶好のチャンスとなる

 

浜松市には、徳川家康が天下統一の礎を築いた浜松城がある。周辺にも元城町東照宮や浜松八幡宮など、家康ゆかりの場所が多い。市のマスコットキャラクターは「出世大名家康くん」と、家康を全面に押し出している。

 

■浜松市内の宿泊施設対象 旅行サイトで20%割引きクーポン

大河ドラマの放送に合わせた観光事業の1つが、宿泊費の割引きだ。市内の宿泊施設で使えるクーポンが配布される。割引きは5000円以上で1000円、1万円以上で2000円、1万5000円以上で3000円の3種類。「じゃらん」や「JTB」など国内旅行サイトからクーポンを獲得できる。

 

クーポンの配布は各旅行サイトによって異なり、近畿日本ツーリストが8日からで最も早い。期間は2月28日までとなっている。それぞれのサイトに予算が設定されており、予算の上限に達すると期間前に終了する可能性がある。全国旅行支援との併用も可能だという。

 

最先端の映像技術を駆使したアプリも江戸時代の浜松城周辺を体験できるアプリ「歴史体験型XRストーリー」も開始した。XR(クロスリアリティ)は現実と仮想の映像を組み合わせて新しい世界を作り出す技術で、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、SR(代替現実)などを含む総称。

 

■スマホのアプリで家康が在城した浜松城を体験

アプリを起動したスマートフォンを浜松市内の対象スポットにかざすと、三方ケ原の戦いや徳川家康に関連した情報が表示される。市は対象スポットを段階的に増やしていく方針で、昨年12月には第1弾の浜松城を公開。家康が暮らしていた当時の浜松城がパノラマVRで表示される。1月22日には浜松城二の丸御殿や枯山水庭園、3月には若き日の家康の戦いを体験できる犀ヶ崖古戦場や二俣城などが追加される。

 

浜松城公園の隣では大河ドラマ館の準備が進められている。「どうする家康」の紹介や、ここでしか見られない映像。また、歴代大河ドラマが描いた徳川家康と演じた名優の紹介や衣装、甲冑の展示などが予定されている。

 

大河ドラマ館はプレオープンが1月22日から2月28日まで。その後、展示を入れ替えて、3月18日にグランドオープンを迎える。浜松市は来年1月14日まで開設する大河ドラマ館一帯を「浜松出世パーク」と名付け、目標来館人数を50万人としている。「どうする家康」をきっかけに、「家康のまち」を県内外へ発信する。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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