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2023/09/15

定価の4倍以上で転売も J2静岡ダービーで異例の呼びかけ 不正行為は懲役や罰金の可能性

高額転売が明らかになりエスパルスが異例の呼びかけ

■10月7日の第38節 清水エスパルスVSジュビロ磐田

10月7日に予定されているJ2清水エスパルスとジュビロ磐田による「静岡ダービー」のチケットが、定価の4倍以上で転売されている。ホームで試合を開催する清水エスパルスは転売を確認し、不正転売されているチケットを購入しないように呼び掛けている。

 

J2は昇格争いが激しくなっている。勝ち点67で首位のFC町田ゼルビアを追うのは、1年でのJ1復帰を目指しているジュビロ磐田と清水エスパルス。ジュビロは勝ち点61で2位と自動昇格圏内につけ、エスパルスはジュビロに勝ち点差1に迫っている。

 

両チームにとって大事なシーズン終盤戦には、静岡ダービーも組まれている。10月7日の第38節は、エスパルスのホームIAIスタジアムで対戦。注目度が高い一戦のチケットは、すでに完売している。

 

チケットの価値が高くなると、必ず問題になるのが転売。チケット販売サイトでは、静岡ダービーで定価4000円ほどのチケットが1万8000円、約3000円のチケットが1万2000円など、定価の4倍以上で転売されている。エスパルスも転売を確認し、公式ホームページで異例のコメントを発表している。

 

「磐田戦のチケットに関し、流通サイトなどで高額の転売が確認されました。当該試合のチケットは購入者または入場資格者の氏名・連絡先を確認した上で販売し、チケット不正転売禁止法の対象となる特定興行入場券となっており、営利目的とした不正転売は違法行為となります。皆さまにおかれましては、このようなチケットは絶対に購入されないよう、あらためてお願いいたします」

 

エスパルスは不正に転売されたチケットを購入しないように呼びかけ、チケット不正転売禁止法は1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金、またはその両方が科せられるとホームページに記している。違法行為と判断した場合、チケット取得や購入者を照会し、返金を伴わないチケットの無効化や会員資格の無効化や退会処分などの措置を講じるという。悪質な事案は警察に通報するとしている。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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