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2023/09/24

新型コロナワクチン無料接種スタート 日本の接種率は“世界トップ” アジア勢は上位

新型コロナのワクチン接種は今年度まで無料

■無料接種は今年度まで 生後6か月以上が対象

新型コロナウイルス新規感染者数が増加する中、ワクチンの無料接種が始まった。生後6か月以上が対象で、今年度までは自己負担なく全額公費で接種できる。日本は人口100人当たりのワクチン接種回数や追加接種した人の割合が世界で最も高い。

 

静岡県でも新型コロナワクチンの秋の無料接種がスタートした。オミクロン株「XBB.1.5」に対応したワクチンで、生後6か月以上の全ての人が対象となっている。

 

厚生労働省は今年度いっぱいで無料接種を終了する予定で、2024年4月以降は一部を自己負担にする定期接種への切り替えを検討している。つまり、今回が無料で接種できる最後の機会となる可能性が高い。

 

世界的に見ると、日本のワクチン接種率は高い。接種対象年齢に満たない子どもを含む全人口に対して、1回目の接種を終えた人の割合は80.8%、2回目は79.8%を占めている。追加接種となる3回目が68.8%、4回目は45.5%となっている。静岡県民は1回目が84.2%、2回目は83.4%、3回目が70.9%、4回目は48.32%といずれも全国平均を上回っている。

 

英国のオックスフォード大学などが運営する「Our World in DATA」によると、日本の100人当たりのワクチン接種回数は309.6回で調査対象となっている国や地域の中で唯一、300回を超えている。ワクチンの追加接種をした人の割合も日本は他の国と比べると突出している。

 

【世界のワクチン接種回数(100人当たり)】

①日本 309.6

②ベトナム 271.4

③韓国 250.2

④イタリア 244.9

⑤中国 244.8

 

【ワクチン追加接種した人の割合】

①日本 141.7

②ペルー 91.6

③アルゼンチン 81.3

④イタリア 80.9

⑤韓国 79.7

 

9月20日から始まった静岡県のワクチン接種は、原則として住民票のある市町の医療機関などで接種を受けられる。市町から対象者に郵送される接種券や接種のお知らせに従って予約を進める。65歳未満の人は市町に申請しないと接種券が発行されないケースがるため、県は市町に問い合わせるよう呼び掛けている。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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