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2024/01/24

防災への不安浮き彫り 「安心に暮らせるまち」の回答が大幅減 静岡市民に調査

2022年の台風15号で被害の出た静岡市の安倍川河川敷

■「静岡市に住み続けたい」は増加 「そう思う」が86.2%

静岡市が市民を対象にした意識調査の結果を公表した。「これからも静岡市に住み続けたい」と回答した市民は前年から増加して86.2%と高い数字を残した一方、「災害に強く安心・安全に暮らせるまち」に同意した割合は前年から大幅に減った。2022年9月の台風15号の対応で市民の不安が広がったとみられる。

 

静岡市は毎年、市民意識調査を実施している。今回は昨年6月1日から21日まで、18歳以上の市民3000人以上を無作為に抽出して往復郵送及びインターネット回答で調査。有効回収は1271人で、有効回収率は前年より2.8ポイント減って42.4%だった。

 

設問は多岐に渡り、「これからも静岡市に住み続けたいと思いますか?」という質問に対しては、「そう思う」、「ある程度そう思う」の合計が86.2%を占めた。前年より2.9ポイント増加となった。

 

その他、前年度から増加したのは「静岡市は働きやすいまちだと思いますか?」の質問。「そう思う」と「ある程度そう思う」を合わせると43.8%で、前年から2.6ポイント増加した。

静岡市の台風被害の対応に不安を感じた市民は多い

■「災害に強い安心なまち」は32.2% 2022年の台風対応が影響か

一方、前年から大きく数字を落とした回答もあった。「災害に強く、安全・安心に暮らせるまちだと思いますか?」の問いに、「そう思う」と「ある程度そう思う」と答えたのは32.2%。前年の53.2%から大幅に減少した。

 

防災への不安が大きくなった要因は、2022年9月23日の夜から24日の明け方にかけて静岡県に最接近した台風15号の影響とみられる。清水区で最大6万3000世帯が断水し、完全復旧までに13日を要した。

 

当時の田辺信宏前市長の対応をめぐって市民からは批判の声が上がった。昨年4月に就任した難波喬司市長は災害対応の見直しに力を入れている。

 

他に前年より割合が減少した設問は、「子育てしやすいまちだと思いますか?」。「そう思う」と「ある程度そう思う」の合計が34.8%で、1.9ポイント減った。「スポーツが盛んなまちだと思いますか?」は62.5%で、前年の63.1%から微減となった。

 

調査期間は静岡市を本拠地とするくふうハヤテベンチャーズ静岡のプロ野球2軍ウエスタン・リーグ参入が決まっていなかったとはいえ、サッカーの清水エスパルス、バスケットボールのベルテックス静岡、卓球の静岡ジェードなどリーグ戦に参加するクラブは多い。スポーツが盛んなまちと思っている市民が6割強なのは、やや意外な結果と言える。

 

市は、この他にも「市職員の接客態度について」、「市民の人権について」などの調査結果をホームページで公開している。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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