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2026/10/07

社内で「重大な事案」判明 人気ドーナツ店の運営会社が破産へ 名古屋にも半年前に出店

突然の全店休業には、さらに続きがあった。生ドーナツ専門店「PIECE OF BAKE(ピースオブベイク)」などを展開する神戸市の「Yorkys Entertainment」が10月6日付で、事業を停止して破産申立ての準備に入った。負債は推定3億5000万円に上るという。

 

名古屋で親しまれた洋食屋が破産… 売上高はピーク時の8億円から1.4億円に減少

 

■「PIECE OF BAKE」の運営会社 負債は推定3億5000万円超

「Yorkys Entertainment」が運営する「PIECE OF BAKE」は、公式Instagramで全店舗の休業を発表していた。営業再開についても「見通しは立っておりません」と説明していた。帝国データバンクによると、「Yorkys Entertainment」は10月6日付で事業を停止して事後処理を弁護士に一任し、自己破産申請の準備に入った。

 

「Yorkys Entertainment」は2014年4月、兵庫県西宮市でカフェ「YORKYS BRUNCH」を創業した。その後、生ドーナツ専門店「PIECE OF BAKE」やクレープ専門店「YORKYS Creperie」を各地で展開してきた。

 

2025年11月期には年売上高約4億円を計上していたが、出店費用として調達した借り入れの負担が重く、債務超過に陥るなど収益が悪化して厳しい資金繰りを強いられていたという2026年9月末には、取引先への支払い遅延も発生していた。

なめらかなクリームをたっぷりと詰めた「PIECE OF BAKE」のドーナツ(公式HPより)

■代表がInstagram投稿 「会社の存続にも影響する重大事案」

板倉洋輔代表取締役も10月6日、自身のInstagramで事業停止と破産申立ての準備に入ったことを報告した。事業を続けるためにさまざまな方法を模索してきたとした上で、「社内において、会社の存続にも大きな影響を及ぼす重大な事案が判明いたしました」としている。事案の詳細については、関係機関への相談を含めて必要な対応を進めているため、現時点では明らかにできないとしている。

 

また、長年かけて築いてきた信頼が大きく揺らぐ出来事に直面し、自身も事実を受け止めきれない部分があるとした。その一方で、「今回の結果をこの事案だけの責任にするつもりはありません」と説明している。会社を守るための十分な管理体制を構築できなかったことに触れ、「その全ての責任は私にあります」と自身の責任についても言及した。

 

影響は「PIECE OF BAKE」だけではない。創業の地・兵庫県西宮市の「YORKYS BRUNCH夙川本店」も、営業を続けられなくなったことを公式Instagramで発表した。投稿では、夙川本店について「2014年にYORKYSを始めた場所」であり、「私たちにとってすべての原点です」と説明。リニューアルして、再び営業を始めたばかりだったという。

 

愛知県内では、名古屋市中区の中日ビル地下1階に今年3月18日、「PIECE OF BAKE」として名古屋初の常設店をオープンしていた。全店休業を発表する5日前の10月1日には、名古屋店を含む全5店舗でハロウィン限定ドーナツの販売を告知していた。名古屋店を含む各店舗の今後や従業員への対応について、現時点で詳細は明らかになっていない。

 

(SHIZUOKA Life編集部)

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