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2023/08/31

新型コロナで運休 静岡空港の中国・上海線が3年半ぶりに再開 観光客回復に期待

新型コロナの影響で欠航が続いている静岡空港の中国路線

■静岡と上海を週2往復 9月24日から運航再開

東京電力福島第一原発の処理水放出で日中関係の悪化が懸念される中、静岡空港と上海を結ぶ便が3年半ぶりに再開する。中国では今月、日本への団体旅行を解禁しており、静岡県では観光客回復が期待されている。

 

静岡県によると、中国の航空会社「中国東方航空」が9月24日から、静岡空港と上海の浦東空港を結ぶ路線の運航を再開する。日曜と金曜の週2往復を予定している。この路線は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年2月から運休が続いていた。

 

中国は今月10日に日本を含む78の国と地域を対象に団体旅行の規制を緩和した。外国人宿泊者の約7割を中国人が占める静岡県では、新型コロナで落ち込んだ観光客回復の期待が膨らんでいる。

 

ただ、今月24日に福島第一原発の処理水放出が観光地の不安材料となっている。中国メディアは、処理水放出を受けて中国人が日本への旅行をキャンセル動きが広がっていると報じている。静岡空港の中国路線が再開しても、搭乗者がどのくらいの数に上るか不透明な状況となっている。

 

運航再開が決まったのは、夏ダイヤ期間の9月24日から10月28日まで。10月29日から翌年3月30日の冬ダイヤも運行するかどうかは今後、中国東方航空から発表される予定となっている。

 

なお、中国東方航空の他の路線については、寧波線、杭州線、南昌線で8月31日までとしていた運休期間を9月30日まで延長すると発表されている。北京首都空港の杭州線は、8月31日まで欠航としていた期間を9月28日まで延長。欠航前は日曜と木曜の週2往復運航していた。週2往復のチャイナエアラインの台北線は10月27日まで欠航が決まっている。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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