生活に新しい一色
一歩踏み出す生き方
静岡のニュース・情報サイト

検索

情報募集

menu

2024/01/24

田中健二朗は「オラオラ」 池谷蒼大は「よいしょ」 くふうハヤテが新入団会見

新入団会見に出席した田中投手(後列右)池谷投手(後列左)

■前DeNA・田中投手 恩師・森下監督に活躍誓う

静岡市に本拠地を置くプロ野球チーム「くふうハヤテベンチャーズ静岡」が24日、新入団会見を開いた。会見には参加しなかったものの、チームに加わる新外国人選手も新たに発表された。常葉菊川高校出身で前DeNA・田中健二朗投手は第2の故郷・静岡県を盛り上げる“オラオラ投球”の披露、さらには急死した高校時代の恩師・森下知幸さんへの思いを口にした。

 

今季からプロ野球2軍ウエスタン・リーグに参加する「くふうハヤテベンチャーズ静岡」新入団会見には、外国人選手らを除く32人が出席した。選手は1人ずつ挨拶し、ファンに見てほしいアピールポイントを語った。

 

前DeNAの田中投手は「オラオラしている、オラオラ投球と言われますが、そんなつもりはありません。時にはオラオラ感を出していきたいと思います」と会場を沸かせた。ただ、16日に大動脈瘤破裂で死去した御殿場西の野球部監督で、常葉菊川時代に指導を受けた森下知幸監督の質問には言葉を紡ぐように口を開いた。

 

「突然だったので残念です。静岡で野球ができるチャンスをもらったので、良い報告をしたいと思っていました。そこに関しては引き続き、良い報告ができるように頑張っていきたいです。高校3年間を過ごした静岡で、たくさんの方に応援してもらいました。今回、縁を感じています」

 

ユニホームは変わったが、今シーズンもチームメートとなった静岡高校出身で前DeNA・池谷蒼大投手も、改めてチームへの貢献を誓った。昨年12月に左肘の手術を受けて別メニューで調整中。現在のネットスローから、短い距離でのキャッチボールに段階を上げていくという。

 

シーズン開幕には間に合わないが、焦らずに調整して4月中の復帰を目指す。そして、地元・静岡のファンに向けて「投球する時に『よいしょ』と声が出るので、温かく見守ってほしいです」と球場での応援をお願いした。

新入団会見で意気込みを語る福田選手

■野手最年長の前ロッテ・福田選手「若い選手と一緒に」

ソフトバンクとロッテでプレーした福田秀平選手も気持ちを新たにした。合同練習初日から若い選手と同じメニューをこなし「飛ばさないよう心掛けていましたが筋肉痛です」と笑顔。34歳で野手最年長の役割を問われると、こう答えた。

 

「チームをまとめていく意識はないです。若い選手と一緒に頑張っていきます。その先に何があるのか分かりませんが、1球、1試合、1日を大事に過ごし、静岡県民の皆さんに愛してもらえる球団となるようにプレーしたいと思います」

 

くふうハヤテは25日に本拠地の「ちゅ~るスタジアム清水」でキャンプインする。3月中旬のウエスタン・リーグ開幕に向けて、選手たちの士気は高まっている。

 

(間 淳/Jun Aida

関連記事