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2023/09/18

パートナーの出産前後 父親のうつ病リスク2倍に 母親と同じ発症率10%

パートナーの出産前後は男性もうつ病のリスクが2倍になる研究結果

■パートナーの産前や産後 父親は新型コロナへの不安増大

産前や産後にうつ病となるリスクは、男性も女性も大きく変わらない。国立成育医療研究センターは、パートナーの出産前後に男性がうつ病になるリスクは約2倍に高まるとする調査結果を発表した。要因には、新型コロナウイルスへの強い不安や家族機能の低さが挙げられている。

 

新型コロナの新規感染者数は増加傾向にある地域が多く、新型コロナ感染症対策分科会の尾身茂元会長は「第9波はピークに達成していない」と分析している。静岡県内の定点医療機関から報告された感染者数は、9月10日までの1週間で3312人。前週の3704人からは減少したものの、依然として医療がひっ迫する恐れのある「感染拡大警報レベル」となっている。

 

新型コロナへの注意が必要な中、国立成育医療研究センターは新型コロナ流行下におけるうつ病リスクの研究結果を発表した。パートナーの妊娠や出産を経験した男性1719人(産前473人、産後1246人)を対象に調査した結果、「コロナへの強い不安」は産前うつ症状に対するリスクが2.13倍、産後は2.08倍と、いずれも2倍以上となった。

 

その他にも、困った時に家族の助けを得られるかなど「家族機能の低さ」は産前が1.96倍、産後は1.85倍。「ソーシャルサポートの低さ」や「子ども時代の困難な体験」なども、うつ症状のリスクを高めている。

 

父親の産前・産後のうつ病発症率は10%前後と言われており、母親と同じ水準で起こっている。「コロナへの強い不安」や「家族機能の低さ」は母親のうつ病リスクと共通しており、性別を問わず課題になっていることが明らかになった。

 

研究結果では「父親の産前・産後期のメンタルヘルスケアが重要であり、母親に対する支援と同様に保険医療従事者による適切な支援が求められる。今後の研究で早期発見や予防への取り組みが期待される」とまとめている。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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